薬水の井
大淀町薬水のある名井。(佐名伝の隣村)

はるか昔、薬水村には井戸がなく、天水と河川水に頼っていたため病弱の村人が多かったそうな。ある時、この村を通りかかった弘法大師は、村人の窮状を憐れみ自ら杖を土中に突刺すと あふれるごとく甘泉が湧き出し、飲めばすべての病を癒し、村人がこれを薬水の井と称した との弘法大師創掘の口承を有する。
現存の井戸は、銀杏の実に似た形で、井戸としてはきわめて特異な形をなしています   『大和名所図鑑』には、「疫病にこれを飲めば、則平癒す、また早に穫れば則験あり、むかしより巴人長寿のもの多し」と記す。

左図 お堂の左後ろに井戸が見えます。

上図 お堂の中に安置されている弘法大師様

近鉄福神駅〈ヨーロピアンな駅〉

上り詰めてゆくと、右眼下に花吉野ガーデンヒルズと呼ばれる住宅地が見えてきます。それぞれの建物は、田舎の雰囲気とはかけ離れていて、町並みの美しさが目を引きます。大阪や京都にも近くて便利なベットタウンとでも言いましょうか。

お大師様の所からすぐです。

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